McInjunの日記

音楽と写真のブログです。

G・ヴァントのモーツァルト

モーツァルト 交響曲第35番 ニ長調 K.385 「ハフナー」

       交響曲第38番 ニ長調 K.504 「プラーハ」

 ・ギュンター・ヴァント指揮  ケルン・ギュルツェニヒ交響楽団

 

G・ヴァントは晩年、ブルックナー の演奏において名声を博した指揮者ですが、ブルックナー 以外のヴァントの演奏には、あまり興味が湧きませんでした。というのも、ブルックナー の演奏があまりにも神がかっておりましたから、汚れ(けがれ)を見たくないというか、ブルックナー だけをヴァントに崇めていたのかもしれません。

しかし、ヴァントがモーツァルトを指揮したレコードとなると、どうしても耳にしたくなり、手に入れてしまいました。

レコードジャケットの左下にはSTEREOと書かれてますが、実際はMONO録音で、いつ頃のものかわかりません。

ではその演奏ですが、「ハフナー」も「プラーハ」も第1楽章の冒頭は、腰を据えたじっくりとした面持ちで始まります。しかし、曲の進行と共にややテンポが速まり、躍動感に満ちた展開となりますが、抑制の効いた指揮ぶりはヴァントらしさがいい感じのモーツァルトです。

ギュンター・ヴァントのモーツァルト! なかなか渋くてgoodです。