ワレリー・ゲルギエフ(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
R・シュトラウス、ワーグナー、オッフェンバック、マスネ、メンデルスゾーン、プッチーニ、ジーツィンスキー、J・シュトラウスなどの作品11曲を収録。
歌劇の曲はカウフマンが歌ってます。特に素晴らしいのはプッチーニの歌劇「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」とジーツィンスキーの「ウィーン、わが夢の街」でしょうか。
音楽だけの曲ではワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」より愛の音楽(ストコフスキー編)という、編曲した「トリスタンとイゾルデ」が上手くまとめられていて、こうした野外コンサートではいい感じだなと思いました。
アンコール曲のJ・シュトラウス「ウィーン気質」もなかなかの名演です。このワルツの堂々とした重厚さと柔らかく流麗なリズムの取り方は、とてもいい感じの溜めを持って振っています。指揮者ワレリー・ゲルギエフは歳を重ねるごとに、どんどん良くなってきたように思えます。
是非、ウィーン・フィルの「ニュー・イヤー・コンサート」の指揮台にも立ってもらいたい指揮者です。