セルジュ・チェリビダッケ指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
俗にいう海賊盤でしょうか、METEOR(MADE IN USA)というCDによるチェリビダッケのブルックナー 。指揮者チェリビダッケは生前より、録音嫌いでレコードやCDは一切世の中に出回っていませんでした。だから日本では「幻の指揮者」と確か呼ばれていた記憶があります。つまり彼の演奏はこうした海賊盤が数多く販売されていました。音質は通常盤より劣りますが、それでも当時はチェリビダッケの録音を求めて、輸入盤を扱うCDショップで一生懸命彼のCDを探したものです。
そしてチェリビダッケの「ロマンティック」の最大の魅力は、第4楽章のクライマックスにあります。これを体験したら、他の指揮者の演奏では満足されないでしょう。